
浅草寺の北側、ディープな食通が集う奥浅草の路地に佇む「Gyoza Bar けいすけ」。ここは、店主・緒方佳祐さんが営む、常識に囚われない独創的な餃子とお酒のペアリングを愉しめる個性派の餃子バーだ。店内は外国人観光客の姿も多く、国境を越えて多様なゲストが夜を愉しむ賑やかな空気に満ちている。
人気の秘密は、お酒を主役に引き立てるために一手間も二手間もかけられた、自由な発想のオリジナル餃子。粗挽きの豚肉を塩麹で寝かせ、自家製牡蠣醤油(オイスターソース)で炊き込んだキャベツと合わせた定番の「肉餃子」は、タレなしでも溢れるほどの旨味を蓄え、定番のビールとの相性も抜群だ。さらに、梅や海苔の香りを纏わせてお茶割り(浅草カクテル)に合わせるアレンジや、一夜干しのサバを骨から取った出汁ごと餡に閉じ込めた「サバ餃子」など、お酒が進むユニークなアプローチに驚かされる。
また、網焼きした茄子や、天日干し・冷凍を経て旨味を凝縮させたキノコを豆乳やヴィーガンバターでまとめた餃子は、動物性食品を一切使わないヴィーガン・ムスリム対応のメニュー。これらが日本酒や各種お酒と見事に調和し、世界中の人々を魅了している。
なかでも、大人の知的好奇心を刺激するのが、常に進化を続けるジビエ餃子だ。骨から煮出したスープを白菜に染み込ませるなど、最も手間をかけて仕込まれる野生味溢れる一皿で、イノシシ肉のほか、時には「熊(くま)」といった希少なジビエが登場することも。テーブルには醤油や酢、ラー油、胡椒が並ぶが、ベースとなるのはコクのある特製の「ミソダレ」。これが独創的な餡の個性をいっそう引き立ててくれる。
ずらりと並ぶお酒を眺めながら、餃子の奥深い可能性に酔いしれる。奥浅草の夜をディープに愉しむための、心地よい隠れ家のような一軒だ。


●住所
〒111-0032 東京都 台東区浅草4丁目18−7 メゾンフジ
●公式サイト / SNS
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