
浅草寺の北側、かつて花街として栄えた観音裏。富士通りを歩いていると、店先に吊るされたミラーボールが目に入る。「浅草ミクロ」は、立ち飲みと骨董、レコード、音楽がひとつの小さな空間に詰まったユニークな店。漢字では「三玄路」と書き、三つのことを愛する“玄人”たちが交差する場所という意味を込め、酒、骨董、音楽を軸に2019年12月にオープン。
店主は赤堀誠さん。若い頃にブルーノートで働き、その後、内装や建築の仕事に携わってき た。清澄白河で飲食店を開いたのち、「日本らしい店」をつくろうと歴史のある街を探し、浅草へ。花街の面影や個性的な店が残る観音裏に惹かれ、この場所を選んだという。
店は、もともと駐車場だったガレージを赤堀さん自身が改装。岐阜の骨董店で出会った古い棚や格子戸、カウンター、DJブースが並び、新しいものと古いものが自然に溶け合う空間になっている。
コの字型の立ち飲みカウンターでは、日本酒や国産のジン、ウイスキーなどとともに料理を楽しめる。自家製の発酵食品を使った料理のほか、「吉原飯」や「たまごふわふわ」といった江戸料理が登場するのも特徴。
店内には、日本の古い器や生活道具などの骨董が並び、購入することもできる。古いというだけではなく、デザインとして面白く、今の暮らしでも使って楽しめるものをセレクト。レコードも販売されている。DJイベントやアート展なども行われ、立ち飲み、骨董、レコード、音楽、アートがひとつの空間で交わる。さらに、日本茶やお香、手ぬぐいなどのオリジナル商品も制作。地元の職人やアーティストと組みながら 、浅草や日本の文化をミクロ独自の感覚で形にしている。
お酒を飲んだり、骨董やレコードを探したり、音楽やアートに触れたり。浅草ミクロは、さまざまな楽しみ方がひとつの小さな空間に詰まった、観音裏のカルチャーの交差点。








●住所
〒111-0032 東京都台東区浅草3丁目31−9
●公式サイト / SNS
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