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浅草寺本堂の裏手、言問通り沿いに佇む「おにぎり 浅草 宿六(やどろく)」。1954年の創業以来、この地で営業を続ける東京で最も古いおにぎり専門店だ。『ミシュランガイド東京』において、おにぎり店として初めてビブグルマンに選出された実績を持つことでも知られ、現在は地元の常連客から多くの外国人観光客まで、幅広いゲストで賑わいを見せている。
店内は、寿司屋を思わせるカウンタースタイル。創業当時からの檜のカウンターの向こうには、透明なガラスケースに入った具材が整然と並び、注文ごとに目の前でおにぎりが握られる。
素材選びから握り方に至るまで、シンプルな一皿への実直なアプローチが光る。お米は新米の時期に食べ比べて選定した新潟産コシヒカリを使用し、羽釜で炊き上げている。特製の木枠を使い、手早くふんわりと形を整えられたおにぎりは、口の中で優しくほどける絶妙な握り加減だ。海苔は、香り高くパリッとした食感が特徴の千葉県産江戸前海苔を使用。片面をすっと立ち上げた独自の「宿六巻き」で提供される。
