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1910年(明治43年)、浅草の地に創業し、日本の「ラーメンブーム」および「町中華」の原点となった伝説の名店。創業者の尾崎貫一氏が、中国伝来の南京そばを日本人好みの味へと改良し、日本初の醤油ラーメン(らうめん)を生み出したことで知られる。かつて正月などの繁忙期には1日3,000人近くが詰めかけるという驚異的な繁盛ぶりを誇り、その人気はやがて、ラーメンが国民食へと広がる契機となった。1976年に一度のれんを下ろしたものの、緻密な歴史調査と再現を経て、2026年7月、創業の地である浅草にて復活を遂げた。
看板メニューの「百年醤油らうめん」は、創業当時から使用されていた「ヤマサ醤油」の濃口醤油をベースに、国産丸大豆醤油で仕上げた深みのある一杯。スープは名古屋種の親鳥や国産豚ガラ、煮干しや野菜を弱火でじっくり炊き上げた清湯(チンタン)で、小麦の風味豊かな特製の細縮れ麺と絶妙に絡み合う。明治の面影を残す赤いチャーシューや特製ワンタンも、当時のこだわりを現代の技術でより上質によみがえらせた逸品である。
また、同店は「天津丼(天津飯)」の発祥の店としても名高い。お客様の「早く食べられるものを」というリクエストから生まれた天津丼は 、カニカマではなく贅沢な蟹のほぐし身を使用したふわふわの玉子に、秘伝のあんがたっぷりと注がれており、どこか懐かしくも品のある味わいが楽しめる。元祖町中華の主役である大ぶりの「シウマイ」や「皿ワンタン」とともに、日本の食文化のはじまりの味を五感で堪能できる特別な空間である。




●住所
〒111-0032 東京都台東区浅草3丁目42−5
●公式サイト / SNS
●Google マップ (Business Info)
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